ふたつの楽しさ
2019/04/28
楽しさって2種類あるように思う。
ひとつめは、何かを始めるときの楽しさ。
ゼロ状態に足し算していくわけだから、
がんばればがんばるほど成果が見られ、
これがさらにがんばるモチベーションになる。
英語もピアノも、習い始めは楽しい。
わからなかったことがひとつひとつ解明され、できなかったことが少しずつでできるようになるのは楽しい。
もうひとつの楽しさは、
「楽しくないステージ」の向こうに待っている楽しさ。
ビギナーズラックはそうそう続かないから、
やがて退屈で、努力がすぐに成果につながらない、
「楽しくないステージ」が待っている。
今、英語もピアノも、楽しいとは言えない。
それでも細々と続けているのは、
地道な努力の向こうに、ほんのたまに「楽しい一瞬」があることを
体験的に知っているからなのだと思う。
それに、楽しいかどうかより、続けているかどうかの方がはるかに大事だと思う。さして世の中で役立たない学校の勉強をいやいややってきたのは、「楽しくなくても続ける力」「利益や報酬を超えたところで何かを成し遂げる力」を身に着けるためだったのではないかとすら思う。
歯磨きは楽しくないけど続けている。これとほぼ同じ感覚。
「やりたい」を通り越して、「やらなければならない」ことをただやっている感覚。
「好きなこと探し」はもういい。直観的に「これはやるべきだ」と感じたなら、楽しかろうが、楽しくなかろうが、やる。ただそれだけ。