AI先生のハングルレッスン 10 例外との付き合い方
2019/07/31
語学をしていると、原理原則から逸脱した例外というものに遭遇します。発音に関する例外は、こう考えてみましょう。
「そう発音する方が楽だから」
外国語の発音に関する音声変化は、ほとんどこの理屈で消化できます。「巡礼」が、原則通りに「スン レ」ではなく、「スレ」と発音されるのは、そのほうが楽に発音できるからなのでしょう。
外国語における例外は、文法でも起こります。たとえば、英語における例外は、「語順」です。「語順」は英語の根幹をなす大事なルール。「SVO」「SVC」という原則から外れた語順を見つけたら「ここ重要ですよ」というメッセージだと考えるようにしましょう。
Should anyone see her, call us immediately.(万が一彼女を見た人がいたら、すぐにお電話ください)においても、疑問文でもないのにshouldが冒頭に来ていることで、強調の意図が読み取れます。
「学習者にとって悩ましい例外事項も、ネイティブスピーカーにとっては合理的理由がある」
このことをわきまえておけば、例外ももう怖くはありませんね。