非接触型英語研修:英単語倍増計画:英単語倍増計画23 Gの部品1
2020/02/29
今日はGの部品について見ていきましょう。
部品には単語の前半でよく使われるものと、後半でよく使われるものがあります。
今日は単語の後半でよく使われる単語を見ていきます。
●-grad=市 ロシアの地名”Leningradレニングラード”からもわかりますね。「Lenin(レーニン=ロシア革命最高指導者)の市」という意味です。ちなみに、中央アジアにおける、アフガニスタン、パキスタン、カザフスタンなどの”-stan スタン”は、国を表します。
●-grade=歩く digitigrade(デジティグレイド)は「趾行(しこう)動物」。踵(かかと)を浮かせたつま先立ちで歩くことを趾行と呼びます。犬、猫、鳥の歩き方ですね。これに対して、 plantigrade(プランティグレイド)は、足の裏全体を地面につけて歩く「蹠行動物(しょこうどうぶつ) 」を指します。猿や熊の歩き方ですね。馬や牛のように足の先端のひづめで歩く動物を「unguligrade アングリグレイド 蹄行動物(ていこうどうぶつ)」と言います。
●-gram=書かれたもの program(プログラム)は前もって書かれたもの。telegram(テレグラム:電報)は、tele(遠い)+gramでできています。diagram(ダイアグラム)は図表、いわゆる交通のダイヤ。diaは「通過」を意味します。instant telegramはいわゆるインスタですね。このように、部品知識があると、新たな用語を生み出すことも可能となります。
●-graph=記録のための機械、-graphy=記録の過程 cacography(悪筆)のcacoは「悪」を意味します。cacophony(カコフォニー)なら「耳障りな音」や「不協和音」。
●-gen=生じたもの、生じさせるもの hydro(水)を生じさせるものだから、hydrogen(ハイドロジェン)は「水素」。glyco(多糖)を生じさせるから、glycogen グライコーゲンは「糖原」。栄養素グリコーゲンを食べやすく、おいしくしたのが「グリコ」なのだそうです。
単語後半の部品は、文章読解の肝となる「品詞」を表すこともあります。こちらも参考にしてください。