英語嫌いの 胸を躍らせる有限会社ラーナーズジム

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チリツモ英文法38:名詞37 夜と霧

2020/07/31

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20世紀のオーストリアの精神科医、ヴィクトール・フランクルの著書「夜と霧」の英語タイトルはMan’s Search for Meaningです。

英語タイトルと日本語タイトルの乖離が大きいように見えますが、この邦題はアドルフ・ヒトラーによって発せられた「夜と霧」という法律に基づいているようです。この法律は、ナチス・ドイツ占領地全域において全ての政治活動家やレジスタンス擁護者の中からドイツの治安を脅かす人物を選別することでありました。

読んでからだいぶ年月が経ってしまいましたが、この一節だけが強烈に残っています。

「人間が人生の意味は何かと問う前に、人生のほうが人間に対し問いを発してきている。」

そして、この一節こそ、英語タイトル「Man’s Search for Meaning」に集約されていると言えます。このManは「人間というもの」という意味であり、Aさん、あの人、という個々の具体的な人を指しているわけではなく、人数も想定されていないので、前置きは何もつけず、抽象性の高い「総称」的な扱いと言えます。一人一人の存在を意識してMen’s ~としてしまうと、いわゆるmen’s room(男子トイレ)やmen’s clothing(紳士服)など「男性専用の」というイメージにもつながるので、やはりMan’s ~のほうがしっくりきますね。