英語嫌いの 胸を躍らせる有限会社ラーナーズジム

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簡素化された文法のメリットとデメリット

2016/07/27

英語学習をより客観的にとらえるため、最近別の言語の学習を始めた。とりあえず、予備知識ゼロのポルトガル語を選択。最初着手したのは文法だ。言葉の仕組みがわかれば、その分外国語への苦手意識が薄まると考えたからだ。英語と比較すると、覚えるべき文法ルールはかなり多い。英語はいかに文法的に簡素化されてきた言語なのかが、他のヨーロッパ言語を学ぶとすごくわかる。しかし、実はここが英語のむずかしさにも通じる。たとえば、ポルトガル語は、すべての名詞に男性か女性の性別がついているし、動詞は主語に合わせてさまざまに変形していく。これはラテン語系(フランス語、イタリア語、スペイン語など)共通の悩ましいルールだ。この点だけでも、英語よりも覚えるべき文法知識は膨大だ。しかし、こう考えることもできる。ルールが多いということは、そのルールブックと照合しさえすれば、許容範囲の表現を作れるということでもある。つまり、自分が発する名詞の性別も、動詞の活用形も、ルールブックや辞書で確認できるということ。これに対して、英語はラテン語系よりもルールが少ない。ルール依存度が低いということは、その分、ネイティブスピーカーの感覚に尋ねてみなければならない部分が増えることを意味する。よく英語のネイティブスピーカーから”文法的には間違っていないけど、普通、ネイティブはそうは言わない”と言われることがある。英語の簡素化されたルールに照合する限りは、及第点なのだが、表現としてネイティブの感覚になじまない、という事態が多発するのだ。外国語を学ぶとき、”その言語らしさ”にこだわるのであれば、英語のハードルは非常に高い。一方、”だいたい意思疎通ができれば十分”と考えるのであれば、ルールが簡素化されている英語のハードルは低いと言える。