英語嫌いの 胸を躍らせる有限会社ラーナーズジム

英語嫌いの 胸を躍らせる有限会社ラーナーズジム

ブログ

言語の最大難関こそ寝かせておく

2016/08/23

それぞれの外国語には、比較的容易な部分と難しい部分があります。英語の場合、多言語と比較すると、文法的にはかなりシンプルです。さまざまな国で使われているため、発音もかなり寛容です。一方、個人的には本格的な学習が成人以降だったためなのかリスニングが最大の難関だと感じています。

中国語は、漢字のおかげで、読解はわりと楽。一方、一つ一つの漢字の四声を覚えるのが難しいです。ポルトガル語は、動詞の活用を覚えるのが大変です。韓国語も日本語と同じように動詞が変化するので、そのあたりが難所です。

このように各言語にはそれぞれ難所があります。それらの難所を突破する方法を考えてみました。

まず中国語の四声ですが、これは四声だけを取り出して練習してもなかなか覚えられないことがわかりました。結論として、英語同様、大量の中国語を音声とセットで読んでいくうちに、自然に身に付くのを待つのがよさそうです。シンクロ黙読(音声を聞きながらの黙読)とシンクロ音読(音声に合わせての音読)をひたすら続けています。先日、中国語のドラマを視聴したところ、5割から6割程度理解できたので、このやり方に確信を得たところです。

韓国語の場合も、やはり動詞の活用だけを取り出してもなかなか覚えられません。こちらもひたすらハングルで書かれたものを読んだり、韓流ドラマにどっぷり浸ることで、自然に身に付くのを待っています。

ポルトガル語の動詞活用においても同様です。一般の文法書では、動詞活用だけを取り上げて、まとめて覚えるよう誘導しています。eu estou (I am) voce esta( you are) nos estamos(we are) eles estao(they are) というような活用形セットをひたすらお経のように唱えて覚えていくアプローチです。ラテン語系言語は、だいたいここで挫折します(汗)。ところが、ロゼッタストーンでは、こうした覚え方はやりません。”私は今ご飯を食べているところです”、”彼らは明日ご飯を食べに行く”、”あなたは昨日ご飯を食べましたか?”のような例文にたくさん当たっていくうちに、自分自身で動詞活用のコツをつかんでいく感じです。また、それぞれの例文には和訳はなく、写真と照合しながら馴染んでいくため、文法を頭で学んでいるというよりも、直接感覚に言語が染み込んでいく感じがしています。言語学習で文法のハードルを感じる人には特にロゼッタストーンはお勧めです。

総合しますと、各言語の最大難関は、あえてそこに特化せず、そこへはあまり意識を向けず、多読あるいは多くの例文と接触する中で、ゆっくりと自己定着していくのを待つアプローチが自分には合っていると思いました。つまり、言語習得における最大難関こそ、”寝かせておく”のです。一番苦手なところを意識から外すのですから、ストレスがあまり溜まりません。特に中国語の四声にムキになるのを止めたら、中国語に対するハードルが大幅に低くなりました。これから学んでいくポルトガル語も、動詞活用に特化しない今のやり方であれば、さほど挫折感を味合わずにやっていけそうです。

最後にこの原則を英語に当てはめてみます。リスニングが苦手な自分だからこそ、あえてリスニングに特化せず、代わりに多読に特化していきます。新TOEICも、多読とどれだけ向き合えるかがスコアアップの肝であるように感じています。